友達のバイト先の『彼』と知り合って2カ月がたった。
彼が私の指輪を持って帰ってから、店には2回行ったきりだった。 相変わらず、私の指輪は彼の小指にあった。 その日はクリスマス・イヴだった。 仲の良い女友達数名で遊びに行くつもりだったが、彼氏のいないクラスの子達も集まり、結局十数名でのパーティーになってしまった。 終電までには帰る予定だったが、その後親友たちと3人で『彼』のお店に行った。この時点で、朝までコースになった。 彼の店で軽く飲んで、店が終わる頃『みんなで飲もう』と言う話になった。 もちろん、『彼』もいた。 さすがに『3次会』状態の私は、朝の4時になる頃には、けらけら笑う酔っ払いになっていた。 けらけら笑う酔っ払いも通り越す頃には、ただただ眠たいだけ。。。 酒豪の女友達には到底付いて行ける筈もなく。。。 彼の膝枕に倒れこんでしまった。 眠りに落ちる寸前に、 彼は私にキスをした。。。 テーブルより下にいる私に、体をかがめて。 起き上がる気力も無い私に聞こえてきたのは、 『○○(私)は、そういうの一番嫌がるよ!!』 という、親友の怒ったような言葉だけだった。 そのまま私は眠りについた。 続きはまた次回。。。 #
by classicmoon
| 2004-07-23 01:29
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パソコンを開くのも、ブログを書くのも久しぶりになってしまいました。
なぜなら・・・、かな~り落ちていたから。 最近人間関係ですごく苦しい思いをしていて。 友達なら『好き・嫌い』『合う・合わない』で付き合ったり止めたりできるけど・・・、 それが仕事が絡むとそうもいかなくなる。 特に女性がいっぱい集まると・・・。 世の中いろ~んな人がいるもので、騒ぎを大きくするヒトとか自分の保身を図るヒト、上の言うことに右向け右のヒト。。。 まぁ、皆自分が一番かわいいんだからしょうがない。 上がいて下もいる、中間管理職は一番辛いよね。 わりと『正義のヒト』な私は、一貫してない事がすごく嫌い。 ただ黙っているのも嫌い。 だから必然的に上手くいかない。。。 『合わないかも・・・。』と思う所にいつまで居るべきなのだろう。 ちょっと特殊な仕事の為、ここで『辞める』と言ったら二度とこの仕事には就けなくなってしまう。もちろん、ここまで頑張ってきたのもこの仕事が好きだから。。。 こんなに落ちてて、久しぶりに誰かに聞いてもらいたいと思った時に・・・。友達からTEL。 『離婚しようかと思って・・・。』 『・・・・。』 夜中まで電話。そして、休みの昼間にも彼女から電話。。。 ぐったりして眠りについた私に、今度は違う友達から電話。 彼女は泣いていた。彼氏と別れたのだと。。 もちろんほっておけるわけもなく、家に呼んで朝まで飲み会。。。 ・・・自分の事は誰にも話せなくなってしまった。 彼女達が助けを求めてくる事はそうそうない。 だからこそ、何が合っても、何かしてあげたい。 ただ、なぜよりによって『今』なのか・・・。 神様を恨みます。。。 じゃあ、彼氏に!と思っても、なぜかケンカ。←しかも私が一方的に。 たぶんこんな時だから、色んな事が目に付くのね。 ちょーーっと、頭イイコイイコしてくれるだけでよかったのに。 ぐぅぐぅ寝てる姿にむしょーーに腹が立ってさぁ。 彼が私の異変に気づいた時には、もう、『そばにいて欲しい』って気持ちも吹き飛んでしまったね!言ってからそうしてもらっても、ちっとも嬉しくないでしょ? 自分に余裕がないのは一番辛い。 この先どうしたいかは、今も模索中。 でもこんな中でも、苦楽を共にできる友達がいる。 彼女は仕事の上でも大事なパートナー。 同じ職場の同じ中間管理職。 この場を借りて、彼女にありがとうを。。。 そしてこれからもよろしくお願いします (^-^)/ #
by classicmoon
| 2004-07-22 01:40
一生のうちに『運命のヒト』と思える相手にいったい何回出会えるだろう。
『たった一人だから、運命のヒトなんじゃないの?』 と考える人もいると思う。 でも私は、運命は自分で切り開いていくものだと思う。 だから、運命が変わるように・・・その時々で『運命のヒト』と呼べる相手にも出会うのだと思う。 初めて私が『運命のヒト』と思えた相手のお話。。。 それは19歳の頃だった。 その頃の私は短大生1年生。 サークル活動があったり、合コンがあったり。。 決して『出会い』に不自由はしていなかったと思う。 でも、特定の彼氏はいなかった。 サークルの中に一人、気になる先輩がいた。 その先輩は4年生で、ちょっと福山似のカッコイイ人だった。 先輩は『あんちゃん』と呼ばれていた。 ↑注・『ひとつ屋根の下』の福山だから『ちい兄ちゃん』のはず。。 だが、4年生だから『あんちゃん』。決して江口似だからではありません。 1年生の私たちから見ると4年生はとても大人に見えたし、4年生の彼から見たらきっと私は『妹』のような存在だったろうと思う。 でもなぜか、『あんちゃんの○○(私)ちゃん』と言われていた私。 かといって、どうこうしたいとか付き合いたいとかそういう気持ちは全く無く、むしろそう言われているだけで満足だった。。。 そんな時、友達がバイトしている店で『彼』に出会った。 彼は大学2年生、私の2つ上だった。 決して『カッコイイ』とは言えない、けど、ノリのいい人だった。 友達がバイト中の『彼』に私を紹介する。私も愛想良く挨拶をする。彼はなれなれしく、すぐに私を『ちゃん付け』で呼んだ。 2度目にその店に行った時、彼は私の指輪を『かわいい』と言い、自分の小指にはめて持って行ってしまった。 私の指輪をしたままバイトを続ける彼に対して、正直快くはなかったし、てっきり返してくれるものだと思っていた。 ところが返ってくるどころか、『ちょーだい。』と言われた。 その指輪はどう考えても男の人がするようなタイプの物ではなく、一目で女の子の物と分かってしまうような、華奢なゴールドの指輪だった。 そこでようやくその『意味』の分かった私は、 『じゃあ、この指に合う指輪をくれたらね。』 と、言った。・・・左手の薬指を指差して。 その時の私は軽く返したつもりだった。 飲んでる席での軽い掛け合い。。。 そんな軽い冗談のつもりだった。。。 続きは、次回に。。。 #
by classicmoon
| 2004-07-14 02:08
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昨日は七夕だった。。。(もうおとといか。)
忘れていたワケではないけど、仕事が忙しいせいか 『どうしても会いたい』という気持ちがなかった。 まぁ、付き合いも長くなればそうなってくるのかなぁ・・・。 たぶん『きっとまた来年、彼との七夕は来る』と思うようになったせいか。。 そういえば!・・・と思い出した。 そうじゃなかった頃のお話。。。 その頃の彼はバーテンダーをしていた。 会うのはいつも彼の仕事が終わった後・・・。 深夜2時、3時或いはもう夜が明けているなんてこともしばしばあった。 彼は朝の7時30分までに家に帰らなければいけない。 なぜなら、それが彼と奥さんとの約束だったから・・・。 そう、彼は既婚者だった。 休日はもちろん会えない。 朝、彼が家に帰るまで。。そのわずかな時間だけが2人の全てだった。 でも、2人にとっての『特別な日』は必ず会えた。 誕生日も記念日もクリスマスもバレンタインも、 そして七夕も。。。 例えほんの数時間でも、何にも変えられない大切な時間だった。 そんな彼との付き合いも2年続いていた。 7月に入る頃、彼が勤めていたお店を変わるという事で彼に1ヶ月の休暇ができた。 思ってもみなかった突然の休暇。。。 それは私にとって、『彼と会えない』という事を意味していた。 『夜の仕事で、お客さんが店に残っていたりすると片付けで帰るのが遅くなる。だから、朝(奥さんが)起きるまでには帰ってくるよ。』 ・・・それが彼と奥さんの約束だったから、仕事のない彼が出かける理由がなかった。 今まで夕方彼が仕事にさえ入ってしまえば好きなだけできた電話さえできない。 私からの連絡手段は途絶えてしまった。 ただ、彼からの連絡を待つ日々。 1日連絡がないだけで、彼と奥さんの生活を想像して胸が苦しくなってしまう。 そうして、7月7日を迎えてしまった。 今までは必ず会えていた七夕。 彼は覚えててくれるのだろうか。。。 『きっと連絡をくれる!』 そう思って、何をしてても携帯が離せなかった。 日も暮れる頃、彼からの電話。 『心配かけてごめんね。今日七夕だよね?絶対会いに行くから。絶対行くから待っててね。』 そう言った彼の言葉が嬉しくて、 『待ってる。』 とだけ言って電話を切った。 時間の約束も何もしていなかった。 でも、彼は来る。。。そう思っていた。 それから急いで支度をして。。。 彼がいつ来てもすぐ出て行けるように。。 でも。。。 それから数時間たっても、彼からの連絡は無かった。 そして0時をまわり、7月8日になった。 ・・・どうしていいのかわからなかった。 彼の携帯はもちろん留守電で、それは私に『彼は今、家に居る。』と告げていた。 きれいに身支度を整えた自分の姿が惨めに思えた。 時計は既に2時をまわっていた。。。 『~~♪』その時携帯がなった。 そのメロディは彼のためだけにセットされたものだった。 『今近くに来てる。出て来れる?』 慌てて家を飛び出した。 彼は『ちょっとバイクで走ってくる。』と奥さんに告げて出て来たと言った。『ゆっくりはできないけど・・・』と。 それでも私は満足だった。 『0時過ぎちゃったけど・・・まだ七夕間に合う?』 と、彼はちょっと辛そうに私に聞いた。 私はニッコリ笑って頷いた。 笑ってないと涙が出てしまいそうだったから。。。 彼は私の頬に触れながら、 『どうしても、顔だけでも見たかったから。』 と言った。 私と同じ気持ちでいてくれたことが嬉しかった。 もう何も言葉はいらないと思った。 私たちは何度も何度もキスをした。。。 帰る彼の背中は決して見送らないと、いつも心に決めていた。 だから今日も私から歩き出した。 背中で、彼のバイクが遠ざかる音を聞いていた。。 家に帰って、化粧を落とそうと洗面台の前に立った。 鏡の中には、さっきまでの『惨めな女』はいなかった。 ちょっとだけ幸福そうな私がいた。。。 #
by classicmoon
| 2004-07-09 02:21
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次に書くヒト・・・。
どうしよう。。 ここから、枝分かれしてたり(^-^;あるいは超大作になってしまうかも。。。 それを書き出したら、長そうだし。。。 その前に、書きたいことあったな~。 そうそう、今まで生きてきた中で 『あんなに相性のいいヒトはいない!』 と、今でも思えるヒト。。。 明日は、その人の事を書きま~す♡ #
by classicmoon
| 2004-07-08 02:11
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高校3年生で初体験☆・・・って、今だとかな~り遅いんじゃないかと思う。でも私達のころは、この辺りが多かったんじゃないかなぁ。
こんなことまで書いちゃっていいのかな(^-^)?? 変な話、途中まで。。とかはいっぱい(?)あっても、最後まで。。は進めなかったんだ~。 でも、この彼とは違ったの。 彼との初Hは、すごーく思い出に残ってる。。 うちの高校御用達(どんな高校だ!)という♡ホテルを彼が予約してくれて、初めてのお泊りをすることになったの。 変なホテルでね~、フロントのおばさんが部屋までくっついて来て、どちらかの靴を持って言っちゃうの。 (逃げないように??) だから、ムードも何もなかったなぁ~(^-^; おしゃべりして、シャワーをあびて(一緒に入る勇気はなく・・・)、何だ、恥ずかしくてなかなかそういうムードにはなれなくて・・・。 でも彼の 『好きだよ。』 の一言に、私の乙女モードは全開になってしまった。。。 でもね、女の子なら分かってくれると思うんだけど。。。 いざ、最後まで!!となると、痛いのなんのって。。 でも彼の気持ちに答えたかったし、『彼と一つになりたい』なんて、高校生の分際で思っちゃったもんだから。。 ひたすらがまんーーーー!! でも思わず、 『痛ぃっ!』 って声が出ちゃったの。そしたら彼、 『いいよ、ムリしなくて。』 って、止めてくれたの。そして、私の頭を優しくナデナデしてくれて。。。 『もう、私、この人のこと大好きかも~~っ!』って思ったら、ドドーーッと涙が溢れて止まらなくなってしまった。 結局この時は『未遂』で終わったの。 (痛いって思ったんだから、未遂とは言わないか・・・。) どうもこの頃の私はイジョーーに涙もろかったらしい。。。 自分で書いてて、初めて気が付いた(^-^; またこの彼がいい具合に私のつぼをついてくるんだな。 でもこの時の私を彼は『とてもイトオシイ』と思ったんだそうな。 だからかなぁ? 今でも『頭ナデナデ♡』にはめっぽう弱い。 ネコのようにスリスリしたくなっちゃう。 うーーん。きっと、この頃に培われてしまったのね。。。。 #
by classicmoon
| 2004-07-07 00:00
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こないだの後日談。。。
実は彼も私がどう思っているのか、すごーーく気になっていたらしい・・・。 で、すごーーく探りを入れてたんだそうなf(^-^) ニコニコしてたり、彼が何かを言うと顔が赤くなったりはしていたらしい・・・私も。でも、『ノリ』で受け答えをしてるんだか、ただの友達だと思われているのか・・・判断できずにいたんだそうな。 そんな時、私の涙を見て『本気なんだ。』と気が付いたんだって。 『女の涙は武器だ。』という人がいるけど、なるほどそうかも・・・。 でも今だから思えることであって、この頃の私はただただ一生懸命だったからなぁ~。 。。。後日談に戻ります。ここからが本題。 付き合うことになった次の日・・・。 ちょっと照れくさそうにお互い顔を合わせて・・・♡私はまずどうしたかと言うと。。。とりあえず、友達に報告。いっぱい心配かけたから。それに『友達って、相手にどんな事があっても信じてあげられる』『その子がどんな事になっても絶対自分だけは味方』という今でも変わらない私の考え方の基盤となっているのが、この頃の友達なの。それくらい大事な大事な子達。。。 『あのね、○○クンと付き合うことになったの。(友達)にはちゃんと自分から伝えたかったから。。。』 『そっか・・。●●(私)なら、もっといい人がいると思うけど・・。でも、●●が選んだ人ならね。』 何度も言うが、この頃の彼の噂はひどいものだった。。。←他人の事は言えないが。。。 でも、彼女(友達)はきっとこういってくれると思っていた。 嬉しかった。。。 やっと気持ちが通じ合って、ラブラブGO!! ・・・というところで、学校から帰宅した私に電話が架かってきた。 相手は彼の元カノの取り巻きの一人。。。 『ひえぇぇーー。』 何言われちゃうの?呼び出しとかされちゃうの??・・・まぁ、怖くも何ともないけど。 『もしもし?』 至ってふつーに電話に出た私に、その子(ただのクラスメイト)はイキナリ、 『○○君と付き合うんでしょ?止めたほうがいいよ。●●(私)ちゃん泣かされるよ。』 おおきなおせわだっちゅーーの!! 何で私が?大して仲良くも無いこの子に?こんな事言われなきゃいけないわけーー!? あったまきた!!アタシを甘く見るな!! 『大丈夫。泣かされるより、泣かしてやるから♡』 そう言って、私は電話を切った。 まぁこの時は、この先ホントに泣かしちゃうとは思ってなかったんだけどね♡ 次は、この彼との初体験☆も書いちゃうゾー♪ #
by classicmoon
| 2004-07-05 02:09
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高校3年生になって、彼氏ができた。
高校も3年生にでもなれば、それなりに『コンパ』もしてたし、コンパの相手も他校の3年生から大学生、社会人なんてのもあり。。。 もちろんその中で『イイ感じ』になったヒトもいた。 でも、決して『彼氏』と思うヒトはいなかった。 そんな頃、隣の席の男の子と仲良くなった。 彼は野球部のキャプテンだった。 野球よりはサッカー好きな私にとって、『野球部のキャプテン』という事に何の魅力も無かった。 それより何より、これまた同じクラスにその『彼』の彼女がいた。 ただ他の子より、よくちょっかいを出される。。よくかまわれる。。彼にとって私はそんな存在だった。 同じクラスに、これまた『彼が最初に付き合って振られた元彼女』というのもいた。そして、未だにその彼女のことを忘れられないという噂まであった。『その彼女に振られてから、色々な女の子を転々としている』と。。。 そんな噂のある男からちょっかいを出されて、『はい、そうですか。』とその気になるほど純な女の子では、私はもうなかった。 そんな『クラスメイト』という関係から一歩進んだのは、夏休み。 3年生ということもあって、まさに受験真っ只中。 そんな中、予備校でばったり『彼』に会った。 それまで同じ予備校に通っていたことさえ知らなかった私に彼は、 『私服もカワイイね。』 と言った。私はなぜか顔から火が出るくらい恥ずかしかった。 そんな事、別に言われなれてないわけじゃあないのに。。。 なぜなら、私も同じように感じていたから。私服姿の彼は、普段見ている学ラン姿よりも大人びていたから・・・。 今思えばあの頃から少しずつ気になり始めていたのかもしれない。 それから、彼の存在を目で追うようになった。。。 そして9月、文化祭。うちのクラスは『縁日』だった。女の子は浴衣、男の子ははっぴ姿。 相変わらずな彼は、いちいち『浴衣似合うね。』とか言いに来る。 ちょっと顔を赤くして。 でもその頃はもう『本気になんてしないもん。』が、私のくちぐせになっていた。 2人して、きっとそんな関係を楽しんでいた。 きっと。。たぶん。。 その頃から『彼と彼女が上手くいってない。別れるのも時間の問題だ。』という噂があった。。。 でも私は・・・、だから尚更、『本気じゃない』って思おうとしていた。 でも文化祭の打ち上げで。。私は、彼女が来るのかどうかばかり気にしていた。彼女が来ないと聞いてホッとした・・・。 彼女の目も、誰の目も気にしないで彼と話せる。。。 それが嬉しかった。 足りないお酒を買いに、なぜだか2人で買い物に出た。 夜道を歩きながら、相変わらず冗談ぶって『俺なんてどう?』と言う彼の言葉に、ついにポロっと涙が出た。。。 『私だったら遊べるとか思ってるの?だから、そんな事言うの?』 私の言葉に驚いたような彼。 『そんな事、全然思ってないよ!』 『だったらどうしてそんな事言うの?私は、本気にしちゃいけない、本気にしちゃいけないって、ずっと思ってたよ。』 『・・・本気だよ。本気にしてくれていいよ。』 真剣に、私の目を見てそういう彼に、こらえていたものがばーーっと溢れ出した。。。 そう、私にもその頃噂があって、『ナンパされた男とやった』とか『すごい遊んでる』とか。。噂の出所も分かってたし、全くのデマだったし、私が大事に思う友達はみんな『あの子はそんな子じゃない!』と言ってくれる子達だったから、そんな噂全然気になんてしてなかった。でもきっと、『彼もそう思ってるのかな・・。だから私のこと引っ掛けるようなことばっかり言うのかな・・。』って思ってた。心にしこりがあるみたいだった。だから、素直になれなかった。今まで。。。 彼は泣きじゃくる私を、ただ黙ってぎゅーっとしてくれた。 泣きやむまで、ただ黙って・・・。ずーっと・・・。 そして、すごくすごく優しい瞳でキスをしてくれた。 週末が明けた月曜日、予備校が終わった後彼に呼び出された。 真っ暗な公園を散歩しながら、 『俺と付き合ってください。』 彼が言った。真っ直ぐに私の瞳を見て。。 『でも、彼女は・・・』 そう言う私の言葉をさえぎって、 『こないだの後、ちゃんと会って話をして別れたから。ちゃんと別れてから、○○(私)には付き合ってって言いたかったから。』 『でも・・・。』 『もう何も心配いらないから。』 絶対、ぜーーったい同じ高校の男の子となんて付き合う気はなかったの。子供っぽいし、かっこいいなんて思うヒトもいなかったの。 それなのに・・・。しかも、同じクラスなんて・・・。 でもそう言った彼は、すごくかっこよくて、すごく優しくて、すごく頼もしくみえた。私は普段すごく大人びて見られていて、でもこの彼の前で大人ぶる必要もかっこつける必要も何もなかった。 そして、私たちは付き合うことになりました。。。 でもこれには後日談があって・・・。 その話は、また次回に。。。 #
by classicmoon
| 2004-07-02 02:52
| 恋愛
高校2年生になってしたプラトニックな恋。
相手は、小・中学の同級生。 カレは中学の頃、私の親友が片思いしてたヒト。しかしなぜか、私とカレはよく席が隣になった。カレは頭も良くて、顔もいい(笑)。授業中はしゃべっても、親友の手前、休み時間には口もきかなかった。 『○○ちゃん(親友)の好きなヒト』 私たち女友達の中で、カレはそういう存在だった。 もちろん、 『●●ちゃん(私)の好きなヒト』 も、別に存在した。 高校生になって、その呪縛から開放された。 お互いに・・・。 同窓会で再会し、そして電話をするようになった。 その頃なんて、今みたいに携帯なんてないし、いわゆる「家電(いえでん)」でのおしゃべり。うちは子機があったけど、カレの家はリビングに電話があったんだって(笑)。 『会って話さない?』 言い出したのはカレの方。 会うって言っても『小中の同級生』って言うくらいだから、超近所。 待ち合わせは小学校。そこから中学まで、おしゃべりしながらブラブラ。思い出話に花が咲いたりなんかして。 中学校のそばの公園が定位置になりました。 青い空がオレンジに染まって、一番星、二番星・・・。 キレイな月が浮かんで、その月が見えなくなって・・・。 それでも二人、一緒にいた。 何をしてるわけでもなく、しゃべったり、だまったり・・・。 そんな時はいつものセリフ。 『今、何考えてた?』 カレからでもなく、私からでもなく。 帰り道は自転車で2人乗り。 くっついてる背中だけが温かくて、 前に回した私の手を『赤ちゃんみたい』とカレは笑って、 『あったかい』ってにぎりしめた。 ・・・今思うと、付き合ってたのかどうかもちょっとわからない(笑)。 『恋』だったのかどうかも・・・。 でもカレは私に対してすごく一生懸命で、まだそこまで一生懸命になれなかった私は、どうしていいのかわからなくなってしまった。 私の『ちょっと都合が悪い』という理由で、会う回数が減った。 『クリスマスにデートをしたいね』と約束をしていたが、電話ができなかった。私も、カレも・・・。 クリスマスの夜、小さな小さな箱を持って、カレが家を訪ねてきた。 『これだけ渡したかったから・・・。』 そう言って、カレは帰って行った。 その箱には、ブルーの石の付いたネックレスが入っていた。 そして、連絡は途絶えた。 それから数年経って、私が短大生になった頃、電車で偶然カレに会ったことがある。 『俺、ふられちゃったんだよね?』 というカレの言葉に、なぜか胸が痛んだ。 『私、ふった覚えは無いよ』 『でもクリスマス・・・。』 カレは『電話を待っていた』と言った。 私も『電話を待っていた』と言った・・・。 2人で笑った。 一瞬、ほんの一瞬だけ、昔のように・・・。 #
by classicmoon
| 2004-06-30 03:08
| 恋愛
『初恋』って、いつのことを言うのかなぁ?
バレンタインに、初めてパパ以外のヒトにチョコをあげたのは幼稚園の時だったな。そうそう、『ピストル』型のチョコ(笑)。 でも、思い返せば・・・。 まだ幼稚園にも上がる前でした。 うちの三件先のマンション(アパート?)に住んでいたkouちゃん。 kouちゃんは、私よりも2つ年上のお兄ちゃんでした。 その頃の私はまだ3歳。もちろん『恋』とか『愛』なんて全く知りません。でも私、kouちゃんが大好きでした。 3歳の私は、外で駆け回って遊ぶというよりはお家でお人形遊び。kouちゃんは超合金の人形で、私は着せ替え人形・・・。 変な組み合わせだけど、立派にお人形ごっこは成り立っていましたね(笑)。 それから、『ぬりえ』にも付き合ってくれてたの。 数年前、家で片付け物をしていたら、出てきたの!そのぬりえが! カラフルに塗られたぬりえの中に・・・。赤だけで塗られた1ページ・・・。 その瞬間、鮮やかに記憶はよみがえって、『kouちゃんだ!』。 そうそう、日が暮れてお家のヒトが迎えに来るまで、マンションの階段に並んで座って・・・。何を話していたのかは覚えてないけど、バイバイするのがさみしかったのは覚えてる。 でもある日、kouちゃんは遠くに引っ越して行ってしまいました・・・。 私のアルバムに1枚だけkouちゃんの写真があるの。 2人で写った写真。 写真の中の男の子と女の子はまるで小さなコイビトどうしで、男の子は女の子の手をつないで、小さな女の子はその小さな男の子に守られているようでした。 kouちゃんのその後は知らないけれど、kouちゃんは今でも『大好きなkouちゃん』のままです。 私の中のキラキラ光る小さな石のお話でした。 #
by classicmoon
| 2004-06-10 00:35
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