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運命のヒト ②

友達のバイト先の『彼』と知り合って2カ月がたった。
彼が私の指輪を持って帰ってから、店には2回行ったきりだった。
相変わらず、私の指輪は彼の小指にあった。

その日はクリスマス・イヴだった。
仲の良い女友達数名で遊びに行くつもりだったが、彼氏のいないクラスの子達も集まり、結局十数名でのパーティーになってしまった。
終電までには帰る予定だったが、その後親友たちと3人で『彼』のお店に行った。この時点で、朝までコースになった。

彼の店で軽く飲んで、店が終わる頃『みんなで飲もう』と言う話になった。
もちろん、『彼』もいた。

さすがに『3次会』状態の私は、朝の4時になる頃には、けらけら笑う酔っ払いになっていた。
けらけら笑う酔っ払いも通り越す頃には、ただただ眠たいだけ。。。
酒豪の女友達には到底付いて行ける筈もなく。。。
彼の膝枕に倒れこんでしまった。
眠りに落ちる寸前に、
彼は私にキスをした。。。
テーブルより下にいる私に、体をかがめて。

起き上がる気力も無い私に聞こえてきたのは、
『○○(私)は、そういうの一番嫌がるよ!!』
という、親友の怒ったような言葉だけだった。

そのまま私は眠りについた。


続きはまた次回。。。
by classicmoon | 2004-07-23 01:29 | 恋愛
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